- Carol Adrienne -
(キャロル・アドリエンヌ)
◆作家、数秘術学者、スピリチュアル・カウンセラー、ライフ・コーチ。
◆美術史、建築史を大学で学んだ後、大学院修士課程でユング派の心理学、博士 課程でカウンセリングを学ぶ。
◆アメリカの数秘術界の第一人者、世界的なスピリチュアル・カウンセラーとして、ライフ・コーチ、ワークショップ講師などで活躍。ゲスト・スピーカー、セミナーの主宰・コーディネイターとして、アメリカ国内はもとより、これまでカナダ、イタリア、イギリス、日本など世界10ヶ国以上での講演を行っている。
◆世界的に著名なベストセラー作家であり、著書「人生の意味」「人生の転機」は、全世界15ヶ国以上で翻訳出版されている。「人生の意味」は日本でも10万部以上のベストセラーとなり、アメリカでは、いくつかのコーチング・スクールで教科書として使用されている。
◆アメリカで最も影響力のある人気トークショー番組「オプラ」にゲスト出演するなど、アメリカ、カナダ、イタリア、メキシコなどでも多数のテレビ・ラジオにゲストとして出演。
◆在住のカリフォルニア、シャスタ山をはじめとして、ペルー、インド、日本などでスピリチュアル・ツアーを実施。またヨガ歴30年以上のキャロルは、ヨガの講師である娘(シグリッド・マシューズ)とともに、スピリットとボディのバランスを整えるリトリート・セミナーを随時カリフォルニアで行っている。
<私が数秘術学者の道を歩み始めるまで>
◆あれは忘れもしない1974年、私が33歳の時の出来事です。私は初めて私自身の数秘術のライフチャートを目にしました。ちょうどその当時離婚をした後で、名字をどうしようかと考えていたところ、友人の一人が私の数秘術のライフチャートを作ってくれたのです。自分の運命が描かれた人生の青写真を目にした私は、天と地がひっくり返るような衝撃を受けました。この衝撃の瞬間こそが、私の人生を変える瞬間となったのです。ちょっとドラマチックすぎる話に聞こえるかもしれませんね。
◆正直なところ、私自身もはじめは懐疑的でした。しかし、どういう訳かもっと数秘術のことを知りたいと強く感じ、数秘術に関するありとあらゆる本や情報を集め、自分で数秘術について学び始めたのです。
◆今、私は自分が数秘術学者となるべくして生まれてきたと信じています。そして、与えられた人生の「道」を歩む、という生き方の手本として、またあるときは生徒としてこの世に生を受けたのだと思っています。なぜ私はそう感じるのでしょうか? はっきりとした理由は分かりませんが、私は数字そのものには特別な興味やそれを使いこなす能力があったわけではありません。しかし、数秘術に関しては信じられない程容易に、しかも異常なまでに魅了されてしまったのです。
◆私自身の経験から人生の目的はいとも簡単にこなしてしまうこと、そして行わずにはいられない物事の中にある、ということを学びました。私にとって数秘術は、人と人生の話をする際に使える有効な「道具」となり、計り知れないほど貴重な役割を果たしてくれています。そして、30年以上もの間にさまざまな人たちから頂いた意見や感想から、その正確さを私は確信しています。勿論これまでに数秘術から離れたい、と思ったことも何度かあります。しかしその度に、数秘術に興味のある人たちが現れたり、教えて欲しいと頼まれたりすることで、必ず数秘術に引き戻されてきたのです。ここから学んだことは、人生の目的は常に存在していて、人生のいろいろなステージにおいて私たちを目的に引き寄せているということです。
<シンクロニシティを引き寄せる生き方>
◆私がどのようにしてジェームス・レッドフィールド2作の小説「聖なる予言」と「第十の予言」のガイドブックを書くようにいたったのか、これまで多くの人たちから質問を受けてきました。1933年のことでした。私も当時のアメリカのほかの人たちと同様に、読者の一人として「聖なる予言」を読みまた。そんなある日、友人であるキャンディス・ファーマンと電話で話をしていたのですが、話が一通りおわり電話を切ろうとしたその瞬間、直感的な内なる声がかすかに聞こえました。「あの本の話をしてみよう」と。私はキャンディスに「聖なる予言」を読んでいること、そしてその本の内容が私のカウンセリングにどれだけ影響を与えているか伝えたのです。キャンディスはジェームス・レッドフィールドに電話をかけてみると言い出しました。私が知る余地もなく、彼女はジェームスに小説の実践ガイドブックを作るアイディアを持ちかけたのです。本の販売に忙しく時間がないとの理由でジェームスにガイドブックのアイディアを断わられたキャンディスは、すぐに私に電話をかけてきました。そして私がガイドブックを書く企画書を書くよう勧めてきたのです。私は一瞬耳を疑い、戸惑い、唖然としました!
◆新しいチャンスが目の前に現れたとき、私たちは多くの場合始めはしり込みをしてしまいます。私の気弱な戸惑いは、自分に自身が持てずに、「どうやっていいのか分からない」という長年抱えているパターンが原因でした。それから30秒ほどして、ふと我に帰り、「大人になってから読んできた本は精神世界に関する本ばかりだったわ! 出来るかもしれない」と思ったのです。その足で本屋に出かけ、マイケル・ラ-セン著の本の企画書の書き方に関する本を購入しました。この経験から私が学んだことは、あなたが人生の目的を達成しようとする際には、自身の恐れと直面し、そして限界ぎりぎりへの物事へ挑戦する気持ち必要だということでした。
◆何かあなたが知らないことがあるとしたら、それを学ぶことこそがあなたの次のステップなのです。こうして2冊のガイドブックを書いた後「人生の意味」を書きました。私がその当時までに、カウンセリングなどを行う際に使ってきたさまざまな人生の原則や、考え方を本としてまとめたかったのです。本にすることで「ほら、これを読んでみて。そして人生についてお話しましょう」と多くの人に私のメッセージを伝えることが出来ると感じたからです。それこそ不思議なシンクロニシティに導かれて非常に興味ある人生の話しをもった人たちと出会い、そのおかげでこの本を書き上げることができました。
◆この本を書くことで私が学んだことの一つは「私たちが人生の目的に沿って生きていると大いなる宇宙の助けを与えられる」ということでした。嬉しいことに、多くの読者の方たちから「この本の中の人生の原則に従って生きていったことで人生が変わった」というお便りを頂いています。この本が出版された後「人生の目的を探しそれにそって生きていく」という人生に関するセミナーを始めました。世界中の、人生の目的に従って生きている多くの人たちと出会うことができ、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
◆勿論、私の仕事の上でのハイライトの一つはゲスト・スピーカーとしてオプラの番組(訳注:アメリカでもっとも影響力のあるとされている女性解説者、オプラ・ウィンフリーのトークショー)に招待され、シンクロニシティの話をしたことでしょうか。あれほどまでに癒しと影響力を与える大きな力を持った女性と出会えたことをとても光栄に感じています。
◆ここ数年、私は不思議なくらい日本とのご縁を感じています。もしかしたら、過去に日本に生まれていたのかもしれませんね! それはさておき、これまでにご縁ができて出会った、そして私を支えてくださった沢山の日本の皆様に心から感謝しています。その中でも高津文美子さんとの出会いは特別です。友人として、通訳として、またイベントの主催者として、多くの出来事を実現してくれました。彼女とのご縁は特別なものです。
◆私生活では、結婚している息子と娘、そして4人の幼い孫がいます。娘のシグリッド・マシューズとは、これからも一緒にセミナーを行って行く予定です。私は旅行が大好きで、旅をあきらめるつもりはないのですが、心はいつも我が家にあります。
◆あなたともいつの日かきっとお目にかかれるだろうと思っています。しかるべき時に、きっとシンクロニシティが私たちをつなぎ合わせてくれるはずですから。
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